オーディオFSK MG-V1、MG-V3

興味はあるがなかなか買えない商品というのがある。私の場合はオーディオFSKであった。このところ電源はコンセント直結で問題なく過ごしていたのだが、この電源ボックスを入手する機会があり、思い切って手に入れてみた。まずはMG-V1を入手した。

一聴するとハイエンドとローエンドが大変おとなしくなり、出ていないのでは?と思ったのだが、良い意味で力が抜けてスッと音が出てくるのに気づく。低域の抜けは良くなるが、高域はおとなしいので心持ちソフトな感触を感じるが生っぽい感じがある。ハモりというかユニゾンというかそういう表現が得意な印象がある。弦楽器も大変得意で、胴の鳴りをこれだけ実感できたのは正直な話初めてである。どちらかと言えばアコースティック志向であり、中低域にボリューム感があると籠もっているとか、やせぎすの音を解像度と称する人には不向きな商品であろう。少量生産の人気商品の割には良く中古が出てくるのはこのあたりの感覚の違いによる物ではないだろうか。中にはコイルが入っているとも言われるがアイソレーターのようにすべての音にライトを照らすような感じでもなく、トランスとも違う。コンセント直結の良さを殺さないと思う。SR-404やラムダ系のユーザーで輪郭の強調感を感じる向きには効果があるだろう。なお、静かなので音量が下がったように聞こえる場合はその分音量を上げられると言うことなので上げて聴いてみるのがよい。

その後MG-V3を入手し、巷で言われている直列接続を実施してみた。MG-V3を壁コンセント側にしてその後ろにMG-V1を接続してそこから各機材へ給電する。ちょっとピッチが落ちたのではないかと思うほど音が落ち着く。これまで解像感と思っていた音のエッジが全て取れた印象がある。よって音が大変静かである。ただし、此の静けさを生かすためのシステムはそれなりの物が要求されるだろう。ローレベルがきれいでソフトな表現も長けた再現性の幅の広い装置でないと生きてこないように思える。輪郭が全て消え、空間と音像の関係が他のシステムと全く異なるので注意が必要だ。なんと言えばよいのだろうか。きちんとしたプロセスを経て作られた良質のアナログソースが今蘇るという感じだ。管楽器の吹き上がる感じが気持ちよい。システム志向の強いオーディオFSKだが、今使用している限り、此のボックスに関しては一般のシステム内での使用は問題ないだろう。価格面から当初MG-V1を購入し最終的にはMG-V3も購入するのがよいだろう。ちなみにこれだとオメガとT2のシステムでおなじみのヒリヒリ感がない。

購入手段が直売と限られ、社主のキャラクターが強い?と言われるがこのショップでも取り次ぎをしてくれそうな印象がある。実際は不明なので問い合わせされたい。

・MG-V1を二台用意してMG-V3におのおの接続をしてデジタル系とアナログ系の給電を分離するのは効く。

・一部雑誌で記載があるようだがMG-V1を二台直列に使用しないこと。うちではドライバーユニットから「ブー」音がでた。また、掲示板の記載で直列に接続するとチョークなので容量が減るとのこと。

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